古民家には今の家にはない懐かしさや独特の雰囲気が印象的で、その中でも歴史ある家具や設備は、日本の伝統の技が詰まった美しい作りや、伝統的な和風のデザインがとても素晴らしいと思います。また今では古民家をリノベーションしたり、古民家風のインテリアを取り入れることに注目されているので、古くから日本で親しまれているものはなくならないでほしいですね。
リモコンがない時代の白黒テレビですね。テレビの選局はチャンネルという回転式のツマミを回して選局しますが、あまり乱暴に回すとツマミの部分が取れてしまうことが頻繁にあります。
五右衛門風呂は風呂桶の下で薪などで火を熾して風呂の温度を温めますが、薪はいつも充分に乾いている訳ではないので、安定した火にするために 火拭き竹で何度も息を吹きかけるのが大変だったみたいですね。
画像の左下の方を見ていただくとわかるように、竃の下で薪や石炭を熾して熱するやり方ですね。ご飯を炊くときは火の加減次第では失敗することもあり、手間暇をかけてようやく炊き上がるものだったんですね。
囲炉裏は土間に設置される場合や床に組みこんで設置されていたようです。また用途が幅広く、暖房調理照明家屋の耐久性向上など優れた機能を兼ね揃えていました。
火鉢は主に部屋を温める暖房としての役目で使われていたようです。また囲炉裏と同じく火鉢も湯沸かしやお餅を焼く等の簡単な調理を行えます。今ではエアコンやストーブがありますが、苦手な方は火鉢で暖をとるのもいいかも知れませんね。
ダイヤル式の電話ですね。固定電話を置いてある家もまだ多いと思いますが、ダイヤル式の電話はもうあまりない気がします。空いてある穴に指をいれて回す感覚が楽しかったのでできればもう一度人気がでてほしいです。
箪笥の中央をみていただくと鍵穴がついているのがわかると思いますが、昔は貴重品などは箪笥にいれておく家庭も多かったみたいですね。
蓄音機はいまではインテリアとして置いてある家もありますが、昔は音楽を再生できる機器としてとても人気がありました。動力としては巻き上げた重りやぜんまいを使用してレコードの音楽を聴きます。蓄音機は朝顔型のラッパが特徴的ですが、ラッパの部分に耳を近づけるとどうなるのか試してみたくなってしまいますね。
いかがでしたでしょうか。今では触れることの少なくなった昔の家具や設備も、インテリアやリメイク家具として使うことで、いつもと違った雰囲気を感じることもできそうですね。ご自身のライフスタイルに合った形で、昔ながらの家具や設備を取り入れ、いろんなインテリアを楽しんでみてください。